八丈島から南に進むと人口170人ほどが暮らす小さな離島の青ヶ島があります。小さい島ではありますが、天然サウナや星空観測など目的とした旅行者が多くいます。
観光者が例年、120%ほどで推移している青ヶ島ですが、行き方が限られているため事前にアクセス方法を確認しておくことが必要です。
青ヶ島の場所はどのあたり?
青ヶ島は、日本の東京都に属する火山島であり、伊豆諸島の一部です。具体的には、本州の南方、東京都心から約358キロメートル離れた太平洋上に位置しています。
最寄りの島は八丈島で、約64キロメートルの距離。天気が良ければ八丈島からも青ヶ島をみることができます。
青ヶ島への行き方は?
青ヶ島への行き方は主に2つです。行き方は2つありますが、いずれも運行する時間が限られているので、時間に余裕を持ちましょう。
船【くろしお丸】
ほとんどの旅行者は船で青ヶ島にアクセスしています。運行しているくろしお丸は、八丈島の底土港と青ヶ島港のみを行き来している船です。
船を利用する場合は、必ず八丈島から出発するくろしお丸に乗って約2時間30分で青ヶ島に到着します。1日1回のみの八丈島との往復運行になっているので、乗り過ごすと翌日の船が出るまで待つ必要があります。
船の運航状況
当日の船の運行状況は、村内放送か案内ダイヤル(04996-9-0033)で確認しましょう。7時までに船が出発するかどうかが決まるため、青ヶ島へいくときには事前確認が重要です。
項目 | 時間 |
荷物受付時間 | 8:40~9:10 |
乗船受付時間 | 9:10~9:20 |
出港時間 | 9:30 |
到着予定時間 | 12:30 |
青ヶ島から八丈島
項目 | 時間 |
荷物受付時間 | 12:00~12:15 |
乗船受付時間 | 12:00~12:15 |
出港時間 | 12:50 / 13:30(二つのオプション) |
到着予定時間 | 15:50 / 16:30(二つのオプション) |
船の予約方法
青ヶ島までの船は予約制ではないため、八丈島の底土港で船が出発する当日にチケットを購入します。
ヘリコプター
飛行機の運航は、八丈島までとなっていますが、青ヶ島へはヘリコプターで移動することが可能です。搭乗人数が9名までとなっているため、予約次第では直ぐに売り切れてしまいます。
青ヶ島までは、20分から25分ほどで到着。短時間でアクセスすることができるので、旅行者の移動手段として重宝されています。
ヘリコプターの運航状況
船と同様で1日1便のみです。移動が簡単な反面、霧が発生しやすい八丈島ではヘリコプターが欠航になりやすいため注意が必要。
便名 | 路線・発着時刻 | 搭乗受付時間 | ご搭乗手続場所 |
11便 | 八丈島 発09:55 青ヶ島 着10:15 | 09:05 から 09:25 まで | 八丈島空港内ヘリカウンター |
12便 | 青ヶ島 発10:20 八丈島 着10:40 | 09:30 から 09:50 まで | 青ヶ島ヘリポート |
東京から青ヶ島へのアクセス方法
東京から青ヶ島へいくためには、八丈島を経由する必要があります。八丈島までは、ANAとフェリーが運航中。
どちらも毎日運航しています。ただし、八丈島から青ヶ島行きの船は日曜日は運休になっている他、水曜日と木曜日は運休になっていることもあるので船の時刻表を確認しておきましょう。
フェリーから船に乗り換え
東海汽船のフェリーで八丈島へ向かった場合、8時55分ごろに到着します。9時30分に青ヶ島行きの船が出発するのでフェリーから下船したあとは、直ぐに乗船券を購入する場所へ向かいましょう。
八丈島発 | 青ヶ島着 | 青ヶ島発 | 八丈島着 |
09:30 | 12:30 | 12:50 | 15:50 |
飛行機から船に乗り換え
ANAに乗って青ヶ島にいく場合は、まず、早朝便の7時30分発に乗りましょう。羽田から1時間ほどで八丈島空港へ到着。
空港から車で約5分の位置に底土港があるので、そこから船に乗り換えます。8時25分ごろに空港に到着するので、フェリーよりも若干、時間に余裕があります。
青ヶ島へアクセスするための料金
青ヶ島から八丈島間の船の料金は大人1人で2,950円から3,060円前後です。往復で6,000円程度と考えておけば問題ないでしょう。
また、20分ほどで到着するヘリコプターは、片道で大人1人で11,750円です。船よりも割高になってしまいますが、短い時間で青ヶ島ヘアクセスしたい人にはおすすめです。
片道 | 大人 | 子供 |
2等 | 2,950~3,060円 | 1,480~1,530円 |
区間 | 大人(満12歳以上)運賃 | 小人(満3~満11歳)運賃 | 超過手荷物料金(1kg毎) |
八丈島-青ヶ島 | 11,750円 | 8,230円 | 240円 |
東京から青ヶ島までの料金
東京から青ヶ島へいくための料金は、フェリーと飛行機のどちらを利用するかで異なりますが、片道9,440円から26,430円です。そこに、上記で紹介した手段を加味すると東京から青ヶ島までの往復料金は24,880円から76,000円前後です。
青ヶ島は秘境といわれている
八丈島からの船便がある青ヶ島ですが、黒潮などの海流の影響により上陸することができない島としても有名です。月の運航回数に対して運航率は40%から50%ほどしかなく、約2回に1回は欠航している計算になります。
そのため、日本の中でも中々、辿り着けない島といわれており、海外からは秘境の地と呼ばれています。また、2014年の死ぬまでに見るべき絶景13に青ヶ島がランクインしました。
ランクインしたことがきっかけとなり、海外からの旅行者も足を運んでいます。
青ヶ島へいくには情報を集めよう
青ヶ島は、八丈島から船で2時間30分ほどで到着する島ですが、欠航なども多く辿り着くことが困難な場所です。それゆえに、早朝便で八丈島へ到着しても船が欠航になっていることもあります。
青ヶ島へいく際は、事前準備が重要です。おすすめは、八丈島へ1泊してから青ヶ島へ向かうようにすることです。
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